展覧会「続・セタガヤママ 小さなメディアの40年」
1982年、世田谷区経堂にオープンした雑貨店「セタガヤママ」。店主の名前は大橋正子。貸本、イラストレーター・柳生弦一郎の「ぬりえ」の出版、小さなラジオ放送(ミニFM)など、その活動は多岐にわたりました。住宅街でひときわ目立つピンクと黄色の窓は建築家・石山修武が、ロゴはデザイナーの平野甲賀が手がけています。
本展は、「セタガヤママ」を中心に、子育て中の女性たちが試みた“生活の実験”をご紹介する初の機会となります。1979年に平野公子が自宅マンションを開放した文庫「子どもザウルス」、そこで出会った主婦たちが公園や友人宅で展開した「あめの会」、その活動や日々のことを綴った「あめの会通信」。ここでガリ切りを担当した田上正子は、現在も「あめつうしん」というミニコミをガリ版で発行しています。
会場では、当時のミニコミや写真、平野甲賀のグラフィックといった貴重な作品から、現在も続く「あめつうしん」まで、およそ40年分の資料を展示します。さらに「セタガヤママ」周辺の子どもたちが当時を振り返ったエッセイ、常連だった絵本作家・石津ちひろが書き下ろした詩もご紹介。それぞれの視点から、生活を軸にした小さなメディアの活動を辿ります。マンションの一室から出発したママたちの冒険と、その「続き」をお楽しみください。
【関連イベント】
■おはなしとおにんぎょう
はじめてのともだち
オリジナルの新作絵本『はじめてのともだち』。
かわいい人形と、ふしぎなおはなしをお楽しみください。
絵本制作・出演|横山てんこ(美術家/人形遣い/俳優)
出演|関根真理(パーカッショニスト)
日時|2月4日(土)①11:00~ ②14:00~ 各回30分程度
会場|5Fセミナールーム
対象|幼児~(小学校3年生までは保護者同伴)
定員|50名(申込先着)
料金|500円(同伴者無料)
申込|11月25日10時より、生活工房ホームページからオンラインで受付
■お面づくりワークショップ
セタガヤママでも人気だったお面づくり。
色鉛筆やペン、色画用紙で制作して、会場で展示します。
講師|佐々木未来(イラストレーター/グラフィックデザイナー)
日時|3月21日(火祝) 14:00~15:00
会場|3F市民活動支援コーナー
対象|小学校1年生~(小学校3年生までは保護者同伴)
定員|各回10名(抽選)
料金|500円(同伴者無料/材料費込)
申込|生活工房HPからオンラインで申込
締切|3月7日(火)
■ファミリー寄席
子どもでも大人でも、どなたでもお楽しみいただける落語会。
落語の楽しみ方もご紹介します。出演|古今亭始、古今亭佑輔
日時|4月23日(日)14:00-16:00 ※途中休憩あり
会場|5Fセミナールーム
対象|小学校1年生~(小学校3年生までは保護者同伴)
定員|100名(申込先着)
料金|500円(同伴者も有料)
申込|2月25日10時より、生活工房ホームページからオンラインで受付