実施主旨
これまで政治と接する・知る機会がほとんどなかった若者・子育て世代が、2019年4月21日実施の区議会選挙において、投票を行うにあたっての判断基準・情報を提供するために、前区議会議員のみなさまに、若者・子ども・子育て政策に関する質問状を送付し、回答をお願いすることにしました。質問内容は、日頃子育て中の親御さん・おでかけひろばなどの子育て団体運営者・地域活動に熱心な若者などと共同で考案し、作成したものです。これまでにいただいた回答内容および、回答をいただけなかった場合もそのことを含めて公開しています。(協力:一般社団法人DAKKO)
回答いただいた区議会議員のみなさま(順不同)
おおば正明/そのべせいや/すがややすこ/佐藤美樹/平塚けいじ/高岡じゅんこ/桃野よしふみ/たかじょう訓子/田中優子/江口じゅんこ/三井みほこ/田中みち子/風間ゆたか/中里光夫
質問一覧
Q1.子育て世代は自分の望む子育て環境を選べていますか?
Q2.子どもたちが「一から何かをつくりだす」「思いっきり遊ぶ」楽しさを得られる生活環境が整っていますか?
Q3.若者・子育て世代の投票率向上のために必要なこととは何ですか?
Q4.理想的な学童保育(放課後児童クラブ・新BOP内学童などを含む)とは何ですか?また、今後改善の必要がありますか?
Q5.在宅育児の環境について改善する必要があると考えますか?
Q6.おでかけひろばに行ったことはありますか?
Q7.若者や子育て世代に対するメッセージをお願いします
Q8.任期中に「これだけは実行する!」という政策は何ですか?
Q1.子育て世代は自分の望む子育て環境を選べていますか?
はい (→より良い環境にするためにできることとは?)
いいえ (→改善するために何を取り組むか?)
待機児童に関して
保育待機児ワーストの世田谷区にあって、選べる状況ではないことは事実です。ただし認可保育園等の行政が関与する保育に関してであり、民間サービスについてはわかりません。
保育園の待機児童を解消するために認可保育園を今後も増設致します。また10月から始まる幼児教育無償化に向けて保育園でも幼稚園でも幼児教育が受けられる環境の整備を進めます。
最大の問題は待機児童問題ではないでしょうか。保育関連の予算を最優先で投入することが必要。
“ある程度”選べていると思います。しかし、保育園待機児童問題は早期に解決しなければならない課題だと思っています。その点、今後も取り組みたいと考えています。
全国ワースト1を脱したとはいえ、保育待機児問題がいっこうに解決していないのが問題。質を確保しながら保育整備を急ぐとともに、フルタイムだけでなく、親の多様な働き方にも対応した一時保育の仕組みなどを本格的に整備すべきと考える。
保育を望む家庭にとっては利便性や方針などから希望する施設に預けられず、その原因は保育枠絶対数の少なさと区の選考方法にあります。いずれも議会で改善提言してきましたし、今後も取り組みます。
保育待機児解消に向け、保育の質を守りながら認可を中心とした保育所増設に取り組みます。無認可を含め全ての保育施設での保育の質が守られるよう、区の支援、体制強化を求めていきます。
個々人の主観について、それをどう思うか?というような質問には答えにくいです。保育園整備の問題、学童、虐待予防などなど子育て支援の1つ1つの政策については、まだ課題がたくさんあり、今後も引き続き取り組みたいです。
原因は、保育所の不足など安心して子育てできる環境が整っていないこと。また、長時間労働の是正など男女がともに子育てできる雇用のルールをつくる必要があります。区に対し、引き続き、保育の質を守りながら認可保育園の増設、子育て支援の充実に取り組んでいきます。
待機児童解消に向け、引き続き保育の質を守りながらの認可を中心とした保育所の増設に取り組みます。多様な保育ニーズがある中、無認可含めすべての保育施設での保育の質が守られるよう、区としての支援・体制強化を求めていきます。
保育園の定員枠が不足している。今後も子ども子育て調査の数字などを参考に、保育定員の増加に取り組むと同時に、保育の質を確保。児童相談所移管に合わせてすべての子育て施設への指導を強化する。
女性の働き方に関して
今の多様な働き方(例えばフリーランス、転職活動、求職活動等)に保育園の入園ポイントが対応していない。今までも取り組んでいますし、今後も取り組む予定です。
多様な子育て環境への配慮
*ハウスキーパーとしての専業主婦を一様に前提としている働き方、地域・行政の制度が未だに存続していること
*保育園に預けて働くか、自分たちで平日日中も子育てをするため仕事をしないか、の2つしか選択肢がないこと
を改善するために、男性の家事・育児へ参入について、いわゆる休日のお父さんの領域に留めない啓発・教育段階からの刷り込みの廃止について、議会でも主張しました。また、保育園に常時預ける以外にも仕事が可能なゆるやかな選択肢が必要であると考え、議場以外については子連れでの仕事を自らも実践してきましたが、相手によっては煙たがられるケースもありました。いずれも意識啓発が必要であると考え、今後も主張は続けます。
地域のつながりに関して
区の子ども人口(特に未就学児童)は増加しており、その十分対応ではありません。子育て環境の向上は地域が多世代交流や差別のない開かれた場になることです。
Q2.子どもたちが「一から何かをつくりだす」「思いっきり遊ぶ」楽しさを得られる生活環境が整っていますか?
はい (→より良い環境にするためにできることとは?)
いいえ (→改善するために何を取り組むか?)
遊び場・環境について
残念ながら質問の主旨がりかいしかねます。子どもたちとは保育園児年齢を指すのか、10代以上の若者を指すのか?また楽しさは主観的なもので、砂場等の整備を言っているのかサッカー場の整備を言っているのか抽象的な回答になりますが、世田谷区の公園や公共のスポーツ施設は足りていないと思います。一方でプレーパークのような独特の公共環境はあります。できない理由は財源問題です。認可保育園のように資格を有する人材が絶対的に必要でない場合財源問題につきるとおもいます。
はいorいいえでは答えられません。保育施設や教育施設等でもそのような環境があるところもありますし、ない場合もあります。子どもの遊ぶ場所でもそれぞれの環境があると思っています。
東京の都市部全般に言えることですが、人、車が多い、密集している。子どもが自由に気兼ねなく遊べるスペースが少ない。
世田谷区にはプレイパークがあったり、自主保育グループの活動が盛んだったりするので、“ある程度”環境は整っていると思います。子どもの生活環境は保護者の意識が大きく影響すると思います。
保育・教育に熱心な保育園、幼稚園が多く、ひろばなど子育て支援の活動や児童館やプレーパークプレーカー、プレーリヤカーなどもあるが、禁止事項が多い公園もかなりある。自由にのびのびとできる場や機会を選べるような取り組みを進めたい。
公園やプレーパーク、子育て広場や児童館など都内の他自治体に比べ充実しているとは思いますが、それでも不十分だという保護者の評価も理解でき、さらなる拡充を求めています。
児童館や学童クラブ、プレーパークなどで、素晴らしい取り組みがされていると思います。しかし、学童の職員の欠員や、大規模校での詰め込み、遊び場や居場所のさらなる整備など課題は多いと考えます。
プレーパークや児童館といった子ども達の遊びの拠点はそれなりにあるとは思いますが、地域偏在性もあるし、拡充させていきたい
私自身、プレーパークで子育てをしてきた経験から、自由に遊べる環境の重要性を感じてきました。区も、プレーパーク事業や青少年交流センターの整備などに積極的だと認識しています。今後、もっとみじかな場所で活動できる場所の整備や子どもや若者自身が主体的に行う活動への支援を求めていきます。
子どもとプレーパークに参加し、外遊びを推奨し、広く地域で子育てを支える重要性を実感しました。親には多様な価値観・教育方針がありますが、子供自身が遊びの中で培う体験・育ちは重要と考え、区としての環境整備・支援を求めていきます。
他の区に比べれば、日本のプレーパーク運動発生の地、世田谷は子どもが子どもなりの主体性を発揮して遊ぶことに理解のある環境ではあると思う。今後もプレーパークを支援していきたい。
区には、有名なプレーパーク運動があり、思いっきり遊ぶ環境への取り組みは市民が担ってきました。そういう活動を支援し、共に担う区政を提案していきます。
新たな取り組みに関して
例えば、子ども未来科学館の様な子どもたちが未来に夢を持てるような取り組みを進めるべきと考えます。
世間の意識について
世の中全体として不寛容になっており、また世田谷区ではマンション開発も進み、好き勝手に遊べる場所は減っています。また受験教育の早期化が進み、遊ぶ中で自分で何かを発見することよりも、幼い時期から大人から正解を教わることが明るい将来への近道とされており、実際にその方が20世紀型産業社会に適応できたことは事実だと考えます。寛容になれと言っても寛容になりませんし、開発を抑えることも現実的には厳しいことを考えると、早期教育の時点で、知識を覚えさせることよりも、遊ぶこと、好奇心から自分で学ぶことの重要性を親にも伝えることで、好奇心が伸びる生活環境の向上につながればと考えます。幼児教育分野については、保育士として以前から取り組んでいます。
Q3.若者・子育て世代の投票率向上のために必要なこととは何ですか?
情報発信に関して
世田谷区は人口の移動が多いと言われています。世田谷区政について、例えば議員定数50人、立候補者80人前後(日本最大数の選挙区)と言われている中での選択は大変難しいと思います。また人口91万人で、7つの県人口より多いとされ、行政単位も5つの地域に分かれ、環境も必ずしも同じとは言えません。環七の内側では学校の廃校があり、環八の周辺では教室が足りないという状況です。現状では、投票者を若者や高齢者という区分で考えていません。なんとか半分以上の投票率を目指して、区政の現状を報告しているところです。
区政の課題、問題、それを放置しておくと生活に大きな影響が出ることなど、情報発信を愚直に続けるしかないと思います。
子育て支援に関して行政と議会でどのようなことが議論されているか情報発信不足とわかりにくさが原因。親目線で情報が伝わる工夫と期日前投票の場所や時間など利便性の向上が必要。若者や子育て世代との対話の場も増やす取り組みを進める。
若者や子育て世代の願いを取り上げ、政治に反映させることがまだまだ不十分なのだと思います。若いみなさんの意見や願いを伺ったり、区政の問題をお話する機会を増やす必要があると考えます。
政治は信頼できない、だれに投票しても一緒等政治不信は蔓延しています。しかし本来政治は、私たちの身近なものであり、日ごろ感じている不満を改善したり、願いを実現するため、大きな役割を担っていると、私は日々の活動を通じて実感します。同じ子育て世代として、皆様とのギャップを少しでも埋めたいと考えます。日頃、皆様のもとに出向き、ニーズに見合った企画を催す(保活講座など)、また街頭での宣伝活動等、「見える」「分かる」「出会う」活動を心がけています。ぜひ、お気軽にご意見など寄せ頂ければと思います。
区民の意識について
基本的に「困っていない」「困っていることがあっても区政に訴えようという発想がないことが原因の一つだと思います。まずは知ってもらうことが必要だと考え、毎日情報発信をしています。
4/4のブログ(https://bit.ly/2TZDbfT)に綴りましたが、自己の投票を軽視することが最大の原因だと考え、シチズンシップ教育の全校実施を求めてきました。若者への啓発は個人としても続けていきます。
自分が投票しても何も変わらないなど政治への不信感などが原因だと考えます。私自身、みなさんに政治を身近に感じもらえるような活動に取り組みます。また、投票率の高いスウェーデンでは学校が民主主義の価値を育ぶために重要な役割を担います。今後、教育面からの取り組みが必要と考えています。
政治に関わらなくても生きていくことが現実的にできている人と、政治権力に影響を与えられなければ生活をすることが困難な人がおり、投票に行かない人は前者であると考えています。敢えて政治に関心を抱かなくとも生きていけること自体は、税金を取られているものの自立した幸せな生活を送ることができている証かもしれませんし、投票率が低いこと自体が悪いことであるかどうかは判断が付きません。投票率が上がる必要があるのであれば義務化すればいいと考えますが、若い人が投票に行かないと高齢者への利益誘導が強いという文脈については、若い世代の投票率が低いことよりも、世代間で投票率に大きな隔たりがあること、また一人一票の仕組み自体が特定の人口が多い層への利益誘導となることそのものに問題があると考えます。
自分たちの声が政治に受け止められ、声が政治(税の使い方)を変えるという実感がないためではないか。今回のような双方向性のある取り組みを重ねていくことが必要
教育機関・マスコミに関して
地域のことは地域で決めている、ということをご存知ないのではないですか?日本の教育機関やマスコミが、国政の事ばかりに焦点をあててきている現状があるかと。
日本はサラリーマンが95%で所得税がお給料から源泉徴収されています、ここに一つの原因があると思う。税金を支払っている実感に乏しい、税金についての教育を充実べきと考えます。慢性的な職員の不足、もっと人材が必要です。また経験者のスキルアップも必要です。
若い方々への政治教育が必要です。とはいえ、政治=国政となりがちです。自分の生活する場、地域が様々な政治の枠組みの中にあることを伝えていきたいと思っています。
地域との繋がりについて
地域との繋がりが薄いことが要因の1つかと。区議会や区議の活動内容について、知ってもらう機会や、関心のあるテーマで勉強会等意見交換の場の提供。これまでも定期的に取り組んでいますが、今後もやります。関心のあるテーマで勉強会等意見交換の場の提供を引き続き行います。
Q4.理想的な学童保育(放課後児童クラブ・新BOP内学童などを含む)とは何ですか?また、今後改善の必要がありますか?
安全性について
(理想的な学童保育とは)
安全が一番、その上で日常を通じて社会を学ぶこと。コミュニケーション能力など。
(上記の理想的な学童保育が十分に整備されていない原因と取り組み)
概ねできているのではないでしょうか。問題があれば個別対応かと思います。
安心できる・楽しい場所
(理想的な学童保育とは)
ここにいると楽しいと思えることが理想の居場所であると考えます。スペースの問題等もありますが、子ども自身が楽しい時間を過ごすことができれば、質の高い保育と言えると思います。
(上記の理想的な学童保育が十分に整備されていない原因と取り組み)
一人ひとりの子どもの個性に合わせた対応ができていない部分はあると思います。人の手当てが不足しているのか、スペースが狭いからなのか、必要なことがあれば取り組みたいと思います。
(理想的な学童保育とは)
放課後に子ども一人ひとりがホッとしたり、安心して自分の好きなことを選んで活動したり過ごしたりできる場。自ら行動できる児童となるよう、指導する人、スペース、図書、遊具など、放課後を豊かに過ごす環境づくりが大切。
(上記の理想的な学童保育が十分に整備されていない原因と取り組み)
児童数が増え、学童が大規模化していることは仕方ないにしても、あらゆる工夫をして子ども一人ひとりがのびのび自由に活動できる環境をつくらなければならない。そのためには、人材確保と学校施設をもっと活用できるようにしていきたい。
(理想的な学童保育とは)
利用する児童が皆、心地の良い放課後の居場所と感じられることが理想ですが、どのような児童が育つかなど多様性を尊重する視点から画一的な理想を掲げるべきではないと考えるので、適切な質問ではないと考えます。
(上記の理想的な学童保育が十分に整備されていない原因と取り組み)
様々な児童が利用する為、皆が心地の良い居場所と感じることはないと考えますが、その比率を上げるためには、局長からPPまでのスタッフの質を上げることが肝要であり、今後も取り組みます。
(理想的な学童保育とは)
子どもたちが指導員や異年齢の子どもたちとの関わりの中で、のびのびと安心して過ごせる場所であってほしいと思います。
(上記の理想的な学童保育が十分に整備されていない原因と取り組み)
大規模化、狭あい化などの問題のある学童もあります。活動場所の確保、指導員の欠員の解消、職員定数の拡大など求めていきます。
(理想的な学童保育とは)
子ども達にとって学童クラブは、放課後の生活をのびのびと安心して過ごせる場所であることが必要です。
(上記の理想的な学童保育が十分に整備されていない原因と取り組み)
学童クラブの、大規模化、過密化。職員不足が続いていることだと考えます。大規模化・過密化の解消のためには、40人を超えたクラブは分割し、学童の生活室の増設を行うことが必要だと区に求めています。職員不足の問題は、非常勤職員の処遇を改善すること。正規職員を増やすことも提案しています。
(理想的な学童保育とは)
多様性を受け止め、子どもが自由にのびのびと育つことを支援したいです。
(上記の理想的な学童保育が十分に整備されていない原因と取り組み)
放課後の安全な子どもたちの居場所が必要だと思います。子ども食堂の取り組みをはじめ、さまざまな居場所づくりに取り組んでいきたいと思います。
(理想的な学童保育とは)
子ども達が放課後の時間を指導員や異年齢の子供たちのかかわりの中で、のびのびと安心して、過ごせる場所であってほしいと思います。
(上記の理想的な学童保育が十分に整備されていない原因と取り組み)
学童の大規模化・狭あい化により、子どもたちの保育環境が十分といえない学童もあると認識しています。指導員の確保・定着も大きな課題です。大規模学童の分散化、様々な工夫での活動場所の確保、指導員の質と量の改善を求めていきます。
勉強とコミュニケーション
(理想的な学童保育とは)
放課後の時間は、大切です。復習と予習、また友達との遊び、子どもたちが自然に身につく環境の整備が大事ではないでしょうか。
(上記の理想的な学童保育が十分に整備されていない原因と取り組み)
慢性的な職員の不足、もっと人材が必要です。また経験者のスキルアップも必要です。
その他
(理想的な学童保育とは)
新BOPについて、地域によって差が生じていることは承知しております。結論的に申し上げて、世田谷区の教育委員会は良質とはいえない部分があります。
(上記の理想的な学童保育が十分に整備されていない原因と取り組み)
教育委員会に対する評価は議事録等でご確認願います。ここでは語りつくせません。教育委員会への建設的批判は今後とも続けます。
(理想的な学童保育とは)
理想的な学童保育は、それぞれの子ども達、一人一人によって違うと考えています。一つの理想を掲げて、それに向かって同じ保育を行う事は、それぞれの子どもの個性を消す事になりませんか?
(上記の理想的な学童保育が十分に整備されていない原因と取り組み)
※回答なし
(理想的な学童保育とは)
学童保育の利用経験が当事者としても親としてもないため、分かりません。一人ひとりの子ども、親のニーズに沿った対応ができれば理想的であるとは感じます。
(上記の理想的な学童保育が十分に整備されていない原因と取り組み)
集団保育の中で個人のニーズのみに合わせることは予算の制約上、困難です。
(理想的な学童保育とは)
どのような児童が育つことで・・以下の質問の趣旨がよくわかりませんが、子どもたちが自らやりたいと思うことを引き出して、子ども達の生きる力をはぐくむようなそういう内容にしていきたい。
(上記の理想的な学童保育が十分に整備されていない原因と取り組み)
子ども達の放課後時間に対して、いい方向に進まない要因の1つとして縦割り組織の弊害(子ども若者部/教育委員会)があると考える。引き続き取り組みます。
(理想的な学童保育とは)
理想像はわかりません。学校敷地内の新BOP学童は、移動中のリスクを最小にできているとは思います。自宅と通学路、学校だけで生活することが、子供の世界を狭めていないかと感じます。
(上記の理想的な学童保育が十分に整備されていない原因と取り組み)
やはり、小1問題といわれるような学齢期の放課後の安全を五場所確保必要だと思います。必要とされる定員の拡充に取り組みます。
Q5.在宅育児の環境について改善する必要があると考えますか?
はい (→より良い環境にするためにできることとは?)
いいえ (→改善するために何を取り組むか?)
行政の取り組みに関して
困った人に適切に手が届く仕組み。行政が待ちではなく率先して出ていく仕組み。これまでも提案してきたが引き続き提案する。
これまでにも「理由を問わない一時預かりほっとステイ」などを提案し実現してきました。現場の声からほかにも必要なことがあれば取り組みたいと考えています。
地域での繋がりが弱くなるなかで、この時期の在宅で子育てしているママパパにこそ、子育てに関する心配や不安に応える支援が必要。おでかけひろばの地域偏在の解消に取り組みたい。)賃料負担の大きさを考え、財政支援を充実させる。
産後ケアセンターを含めた産後ケアベットの拡充、おでかけ広場、ほっとステイの拡充を求めてきました。引き続き、当事者のお話も伺いながら、在宅子育て支援の拡充に取り組みます。
ニーズが多岐に渡っており、何についてどう支援をすべきか答えがないため、子育て利用券のように選べる形式が最も適切であると考えます。
在宅子育て支援については、一時預りやおでかけひろばなどの在宅子育てを支える施策の拡充が必要でこれまでも提言してきています(今後も取り組みます)
私自身は、在宅での子育てを経験してきました。お母さん同士の自主運営のサークルで活動し仲間と様々な悩みを共有してきました。時には学習もしながら子育てをしてきました。在宅の子育てでは社会との繋がりを持つことがお母さんにとっても子どもにとっても必要だと実感しました。また児童虐待を防止するためにも、乳幼児を抱えたお母さんをひとりぼっちにしない取り組みが必要です。今後、おでかけひろばやほっとステイの拡充など、在宅子育てへの支援を求めていきます。
地域に開かれた子育て環境は地域住民の中にも育ちつつあります。区はそのような事例を、仕組みとして、改善・推進する必要があると思っています。
子どもが生まれてから、夫に1年間育休をとってもらい、在宅での親子だけの子育てにならないよう、行政等の支援の必要性を強く感じました。この間、産後ケアセンターを含め、産後ケアが受けられるベッドの拡充、おでかけひろば、ほっとステイの拡充を求めてきました。私自身も子供を出産後、産後うつとなり、妊娠期からの切れ目のない支援である『世田谷版ネウボラ』の実現を求めてきました。引き続き、すべての親子が笑顔で乳幼児期を過ごせるよう、当事者などのお声をお聞きし、在宅子育て支援に取り組んでいきます。
社会の意識に関して
これまでの日本の子育てが、家庭だけで担ってきた事、そのような慣習が根強く残っているから。政策と同時に社会の意識を少しずつ変えていく必要があると感じています。
もう少しおおらかに子育てできる環境が作りたいです、児童館の子育てグループも月齢きざみの均質なグループではなく、0から2歳の混合のグループなどで行ってみることなどを提案してみたいです。
その他
児童館の未整備地域がまだあります、住んでいる地区に必ずあるように進めます。
質問が曖昧なため、「はい」か「いいえ」で答えることはできません。「在宅での子育ての環境」とありますが、「環境」が何を指すのかわかりませんし、「改善する」主体(主語)が不明です。
Q6.おでかけひろばに行ったことはありますか?
はい
いいえ
行ったことがあり、拡充が必要
(おでかけひろばに行ったことはありますか?)
はい
在宅での子育て支援にはなくてはならないと考えます。もっと身近で整備できるように取り組みます。
(おでかけひろばに行ったことはありますか?)
はい
子育て環境をよくすることについては従来より取り組んできています。地域にもっと必要であれば拡充するよう提案したいと思います。
(おでかけひろばに行ったことはありますか?)
はい
親同士の交流や地域の方との交流もしやすいようスタッフの心遣いを感じるとともに、参加者が担い手になるなど支援の循環という点でも素晴らしい。赤ちゃん連れで行きやすいよう、おでかけひろばの未整備地区にも拡充をと議会で質問・提案をした。
(おでかけひろばに行ったことはありますか?)
はい
子育てひろばを拡充し、ひろばへのワークスペース整備を推進する区の方針を積極的に支持することに至りました。(視察前から支持していましたが実際に見て強化されました)
(おでかけひろばに行ったことはありますか?)
はい
おでかけひろばが区民らの協力と子育てを応援する人の手によって開催されていることを頼もしく見ています。区が今後積極的に支援するよう努力したいと願っています。
(おでかけひろばに行ったことはありますか?)
はい
ひろばに子連れでよく遊びに行きました。在宅子育ての親御さんと交流する機会となり、多様な子育てニーズを知りました。ほっとステイは予約が取りずらいという声を聴き、ほっとステイの拡充や、また使われていない(使いにくい)母と子の保健バッグに対する意見を聞き、その改善を求めてきました。また、区の提案であるコ・ワーキングスペース事業に賛成をしてきました。
行ったことがある
(おでかけひろばに行ったことはありますか?)
はい
(おでかけひろばに行ったことはありますか?)
はい
おでかけひろばに行ったこと、そのものは特に議会活動と関わりはありませんが、そこで取ったコミュニケーションから当事者の話を伺うことはできました。
(おでかけひろばに行ったことはありますか?)
はい
当事者の感覚は政策決定に役にたっています。
(おでかけひろばに行ったことはありますか?)
はい
ひろばの中でも0歳グループ、1~2歳グループといった風に分かれている感じが気になりました。そこで上のような異年齢で交流することを考えたものです。
行ったことはないが、今後行く予定
(おでかけひろばに行ったことはありますか?)
いいえ
ぜひ行って、お話を伺いたいと思います。
(おでかけひろばに行ったことはありますか?)
いいえ
今のところは予定なし。具体的な課題を知り、改善提案などのために必要であれば必ず行く。
(おでかけひろばに行ったことはありますか?)
いいえ
今度、視察させていただきます。
その他
(おでかけひろばに行ったことはありますか?)
どちらでもない
承知しております。開設に会派として最初に取り組みました。開設の当事者的立場です、ご理解ください。
Q7.若者や子育て世代に対するメッセージをお願いします
回答あり
そのような立場にありませんが、自分の信じる精一杯を「信じて」ください!
目の前の事に真剣に取り組む事。でも深刻にならずにね。
自身の経験から成人すれば子離れが必要です。今のうちに心からの愛情を注いでください、親の心は必ず子供に伝わります。頑張ってください。
自分も子育て真っ最中。自分たちの暮らし、生活を守るためにも行政、議会の動きに関心を持つ、時には役所や議員に積極的に厳しくモノを言うべき。
やりたいことが明確な人は目標に向かって頑張ってください。何をしたらいいのか何がやりたいのかわからない人は焦らず自然体で。子育ては大変なので、ある行政サービスを使ってください。
青少年の時期、子育ての時期は、いろいろ悩むこともありますが、様々な人と出会い、多様な経験ができる時期でもあります。若い方は自分らしく活躍を、子育て中の方は子育てを楽しんでもらいたい。皆さんと一緒に、元気で楽しい、困ったときには頼れる場がある、そんなまちにしましょう!
私は「子ども、最優先」をスローガンに掲げ、議会質疑持ち時間の過半は子ども子育て教育政策に費やしてきました。共により良い世田谷区にしていきましょう。
未来は若者のものです。若者や子どもたちが希望を持ち、平和で一人ひとりが大切にされる社会を、みなさんと一緒に作っていきたいと思います。
2025年には東京も人口減少が始まる中、我々は今のうちから撤退戦略を考えなければなりません。オリンピックの責任を取らされる世代として頑張りましょう。
これからの未来を担う・また担っていく世代を育てている皆さんが希望を持てるような社会へ。地域から一緒に創っていきましょう!
自分なりの生き方でチャレンジを!子育てはハプニングの連続です。失敗したと落ち込まないですべてを学びにかえて、成長していく子供の力を信じてあげてください。
私たちは一人ひとりが大切な存在です。その自分が理不尽を感じたら声をあげてください。その声が、社会を向上させることにつながります。ご一緒に良い社会を作っていきましょう。
私たち子育て世代は、仕事・家庭でも中心的な役割を担うとともに、次世代を育成しています。私たちの行動や洗濯は、この社会そして次の世代へと大きな影響をもたらすと考えます。私は、次世代を生きる若者や子供たちが希望を持て、平和で、一人ひとりが大切にされる社会を作っていきたいと考えています。同じ子育て世代として、多くの人とつながり、共同していきたいです。
個性は人それぞれです。さまざまな生き方、多様性があるという事を理解して、「みんな違ってみんないい」個性を生かしてください。
Q8.任期中に「これだけは実行する!」という政策は何ですか?
回答あり
世田谷区における児童相談所の開設は1年後に迫っています。子ども関係の施策を統合して、就学前の子どもからの環境の質を上げることだと考えます。
勉強についていけない、友達がいない、親の経済状況で自分の学びたい教育が学べない等、学校や周りの環境で辛い思いをする子ども達が一人でも少なくなるように、様々な角度から政策に取り組んでいます。
来年4月開設予定の世田谷区立児童相談所の運営は大変に厳しいものです。子ども関係の施策を統合して、就学前の子どもからの環境の質を上げることだと考えます。
ブラック校則をなくす。過度なルールを無くし、子どもが生き生きと豊かに学べる学校にする。現在も取り組み中ですが、引き続きしつこく取り組んでいく。
障がいのある若者・子どもの居場所・イベント・スポーツ等の機会を増やすこと。障がいのあるなしに関わらず誰もが一緒に楽しめるイベントを増やすこと。
保育待機児の解消。様々な生き方・働き方を応援するため働き方に対応した預け先の選択肢を増やす。一時保育、おでかけひろば、ほっとステイの拡充。学童保育大規模化への対応と学校以外の放課後の居場所を地域の協力を得て増やしたい。
保育待機児解消、ネウボラの進化、子どもの権利条約の認知普及策、公設民営フリースクールの増設、いじめ対策の拡充、シチズンシップ教育の全校実施、若者スペースの増設
・保育の質を守りながら、認可保育園の増設で待機児解消を目指します。
・区立保育園、児童館の民営化をさせません。
・学童保育職員の欠員解消、定数増をめざします。
・医療的ケア児等病気・障害を持つ親子の支援
保育園をもっと増やす一方、待機児童になった際のセーフティーネットとして、安心して預けられるベビーシッター制度の導入。親世代・祖父母世代が求める「理想の若者像」のための、当事者無視の”若者政策”・”若者支援”を廃止し、就労支援や発達障害支援の分野については40歳を過ぎて放り出すのではなく、年齢を問わず丁寧に支援をする
虐待予防・ネウボラ政策における転入者対策。認可保育所3-5歳空き枠を有効活用すべく送迎ステーションの導入。一時預かり(ほっとステイ)の拡充。預り付ワーキングスペースの充実
プレーパークなど、子供の外遊び、自然体験遊び活動への支援を充実させます。
●私は子どもの貧困対策の必要性を繰り返し訴えてきました。子どもの生活実態調査結果によると生活困難層に暮らす子どもが12000人。経済的な理由から様々な機会が剥奪されている実態が明らかになりました。調査結果をもとに実効ある対策を進めていきたいです。
●学童クラブの大規模化、過密化、職員不足の解消、保育の質を守ります。
●区立保育園、児童館の民営化をさせません。
・保育の質を大切にし、認可を中心とする保育所増設で待機児童解消を目指す
・区立保育園・児童館の民営化をさせません。
・医療的ケア児等病気・障害を持つ親子の支援
・世田谷公園のミニSLを守り、発展させます
児童虐待の根絶、子どもの健やかな育ちを支える場と環境づくりを提案してきた。子ども食堂のボランティアを経験して、本当に必要な子どもが来られるよう協議を重ねている。
党としての回答あり
自民党世田谷区議団(PDF)
(阿久津皇/畠山晋一/安部ひろゆき/真鍋よしゆき/石川ナオミ/山口ひろひさ/石川征男/山内彰/おぎのけんじ/ゆさ吉宏/加藤たいき/和田ひでとし/上島よしもり/上山なおのり/河野俊弘/菅沼つとむ)
無回答だった区議会議員のみなさま(順不同)
小泉たま子(理由:議会で回答するが個人回答は行わない)
青空こうじ/津上仁志/あべ力也/中塚さちよ/板井斎/中村公太朗/岡本のぶ子/羽田圭二/上川あや/ひうち優子/河村みどり/福田妙美/桜井稔/藤井まな/佐藤弘人/村田義則/高久則男/諸星養一/高橋昭彦